元号問題よりも深刻なサマータイムのシステム改修問題

元号が変わる問題よりも

来年度には、元号変更があり、

システムの改修をどうするか

検討されている会社も多いでしょうね。

 

私の会社も、対策を考えて実行しています。

 

特にエクセル文書が多く、

書式設定で和暦表示している部分は多数あるので、

場当たり的な対応でなく、ある方針に則ってやらないと、

やり直し作業が発生してしまいます。

 

これは、結構個人レベルにまで及ぶ広範囲な問題です。

 

2000年問題はラッキーだった

 

システムの時間に関する問題としては、

うるう秒問題だとか49日問題だとか、細かい問題は多数あるのですが、

かつて、2000年問題というのがありました。

 

2000年問題はだれでも簡単にわかる問題で、

その影響も想像に硬くないため、

かなりの大規模な取り扱いをされました。

 

なにせ、表示や印字が間違って出力されるわけですから、

たとえ小規模システムであっても改修は余儀なくされました。

 

これによって、潤ったソフトハウスは多数あります。

2000年問題によってミレニアムバブルと呼ばれる大希望な需要が発生したのです。

 

IT関連業者にしてみれば、特需と言えますが、

なかには、赤字価格で対応せざるを得ない業者もあったことでしょう。

 

お付き合いのある会社がシステム改修に理解を示し、

ボンボン改修費を投入してくれれば、

ありがたい話ですが、

これを不具合扱いされてはたまったものじゃありません。

 

元号改定は、日本特有のことですし、

2000年問題に比べれば、

まあ、それほど大きな特需にはならないでしょうが、

それでも、ビッグなビジネスチャンスと言えます。

政府もこれを利用しない手はありません。

 

問題点と原因は明らかですから、

これは、時間と費用、そして人の問題です。

 

 

サマータイム問題

元号問題はそれなりに知名度がありますが、

サマータイム問題は深刻性があるわりに、

なおざりです。

 

これは元号のように表示や印字が違うというレベルの問題ではありません。

 

生活のスタイルを大きく変えてしまう問題です。

そして、人だけでなくシステムにとっても大問題です。

 

いまや、時計だけでなく、携帯電話やパソコンでも時刻表示されており、

この表示をあてにしている人も少なくありません。

 

いろいろな記録も、日本時間でタイムスタンプ表示されていますが、

時系列に表示される記録物は表示がサマータイム時刻であるかどうか

判別できる形にしておかなければ

大混乱となるでしょう。

会議の時間が2時なのか4時なのかあやふやですし、

時刻表を間違って見てしまう可能性もあり得ます。

 

なにより、システムは時刻を進めるならばだしも、

戻すという作業を嫌います。

実際、現在のコンピュータは、世界標準時刻を基準に時刻を刻んでいますから、

きちんと設計されたシステムであれば、

時刻が前後するなどといったクリティカルな状態は発生しないはずです。

 

 

単に、表示を変換して替えるだけといえばそうですが、

 

現に、それを根拠にしてか、なにも混乱は生じないと主張する人もいます。

たしかに、コンピュータは混乱しません。

Windowsなら、タイムゾーンの設定を

UTC+09:00UTC+11:00に設定変更すれば、

そのパソコンは2時間ずれた時刻を表示するようになります。

ほとんどのコンピュータには、

このようにロケールの設定ができるように設計されていますから、

混乱するはずないです。

コンピュータは設定された通りに動いてるだけです。

 

混乱するのは、それをみている人です。

考えてみてください。

パソコンの時刻表示がいきなり、アメリカ時間で表示されたどうなりますか?

混乱しませんか?

 

今表示されている時刻が、東京時刻なのか、ニューヨーク時刻なのかわからないと

その時刻表示は役に立たないものとなってしまいます。

 

 

パソコンならまだこの設定でなんとかなりますが、

このような仕組み(設定)がない機器も多数存在しています。

電波時計など。

 

 

 

また、たとえパソコンやスマホがサマータイム表示可能となったとしても、

その設定が自動でされる仕組みが確立されるまでは

手動にて設定が必要です。

 

そのため、サマータイムが導入されたら、携帯ショップには長蛇の列ができるでしょう。

 

つるの一声で、

サマータイム切替時、

一斉に設定変更がなされることなど

現実的に不可能です。

 

自動的に設置するとしても、相当な準備期間をかけて周知してなければ

混乱が治まるわけありません。

 

 

サマータイム制度の導入は、

大きなビジネスチャンスを引き起こしますが、

そのために、国民は相当の代償と大混乱を受ける結果と引き換えによってです。

 

 

 

 

自動で調整される時計が被害をうける

 

電波時計のように、自動で時刻合わせしてくれる時計は便利ですよね。

私も使っています。

しかし、サマータイムが導入されると、

電波時計は時刻を正しく表示できなくなります。

 

そこで、サマータイム対応の時計が売れるかもしれません。

携帯(スマートフォン)やパソコンでも同じです。

 

 

サマータイム適用時は、外国にいったような感覚です。

日本標準時刻と日本標準サマータイム時刻の

ふた通りの時刻を使い分けしながら

時刻をみることになりますから、

非効率きわまりありません。

 

いろいろな予約時間も、いったいどっちの時間なのか、

わからなくなりますよね。

 

11時の診療予約で病院にいったら、

サマータイムのおかげで受付(受診)できなかった・・・

などということもあり得ない話ではありません。

 

飛行機に乗り遅れた・・・・

 

映画の予約が無効になった・・・・

 

恐ろしい話ばかりが浮かびます。

 

 

サマータイム反対

サマータイム反対というのは、朝早く起きることに反対しているわけではありません。

日本の時刻表示を2系統にすることに反対なわけです。

 

基準を替えるのではなく、利用者の解釈を替えるべきです。

もともと出勤時間を8時という規則があれば、

サマータイム時には6時出勤

という規則に変更するほうが、

一見修正する箇所は多く、苦労はしますがが

基準がぶれていないので、混乱はありません。

 

よく考えれば

サマータイムがいかに馬鹿げたシステムであるか

わかります。

 

たしかに、昔は、個人個人で時刻を修正していました。

その頃の時代は、サマータイム開始時に、

時刻調整を行うだけで、影響はそれほどなかったでしょう。

 

しかし、時代は違います。

人と人だけでなく、人とシステム、それも近所だけでなく

世界レベルで時刻を共有しているのですから、

基準をずらすことは、

相当なリスクであるわけです。

 

 

考えれば考えるほどサマータイムが非現実な理由ばかりが多数でてきます。

真剣に考えることじゃないですね、

結論は決まっているので。

 

なので、まあ、改めてサマータイム反対を主張する

ことでもないのですが、

特需に目をくらんだ官僚が、

強引に、この馬鹿げた制度を持ち出すことがないように、

反対声明を出しておきます。

 

サマータイムは、検討の余地さえない事です。

日当たりの効率性を考えるのなら、

別のアプローチをすべきです。

 

 

EXCEL対策

 

サマータイム問題はEXCELにも関わってきますが、

まあ、日本の将来を考えれば、導入されないでしょう。

 

しかし、

元号対策はすくなくとも必須です。

特にEXCEL。

対策はいろいろでてくると思いますが、

まず、マイクロソフト社からでるパッチ適用は必須ですね。

「新元号<元年>」が「新元号<1年>」と表示されてしまう問題は

たぶん、ユーザがやることになると思います。

そこまで、マイクロソフト気を使わなくてもいいです。

 

 

 

 

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