東京大学の古澤明教授のグループのニュース
量子コンピュータは、名前からしてなにか底知れぬパワーを感じますが、意外にも具体的に研究・開発が行われているそうです。
なぜか、今削除されていますが、NHKのニュースで取り上げられていました。
現代のスーパーコンピューターでは何千年もかかると言われる極めて複雑な計算を、わずか数時間で解くという、夢の超高速コンピューター「量子コンピューター」の実現に向けて、東京大学のグループが世界的に注目されている「量子テレポーテーション」と呼ばれる現象をめぐり、重要な成果を得たことがわかりました。
超高速コンピューターの実現に欠かせない、情報の瞬間移動を無制限に繰り返せるようにする新たな技術の開発の成功で、グループではことしから大規模な計算を精度高く行うための研究を本格化させることにしています。
量子コンピューターの実現に向けて重要な技術の開発に成功したのは、東京大学の古澤明教授のグループです。
古澤教授は「将来の量子コンピューターの基盤となる技術に、めどをつけることができたと言えるくらいの大きなブレークスルーだと手応えを感じている。まだまだ乗り越える壁は多いが、20年後には実用化できるよう、さらに研究を推し進めていきたい」と話しています。
高速化によって、技術のパワーシフトがある予感です。
一方、記憶容量の進歩はどうなんでしょうか。この量子テレポーテーションによって、大容量の記憶装置が作れる可能性は開かれるのでしょうか。
高速化で暗号化解読の懸念もあるでしょうが、暗号化で使用している桁数なんて百桁レベルですから、暗号化の難しさは簡単に実装できます。
既存の暗号化情報の解読の恐れはあるものの、画期的な暗号解読システムというには、ちょっと話が飛躍しすぎであると思います。
そうはいっても、量子コンピュータがこんなにも現実的になるとは、夢にも思っていませんでした。まさに、秒進分歩の世界であります。
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