フジテレビの朝の放送番組、
「めざましテレビ」ですが、
左上にオレンジで太陽のような形で
時刻が表示されています。
その太陽型時計の下に、
「秒が分かる」って表示されているのですよ。
ぜんぜんわからないのに。
この時計で秒がわかるのでしょうか?
「秒が分かる」って?
その太陽のような形の時計の下に、
「秒がわかる」って書かれているのですが、
いったい、どこに秒表示しているのか???
わからない!
どこにも秒は表示されていません。
じゃなんで、めざましテレビでは、
「秒が分かる」
ってかいてあるんだ???
それは、
よーく、画面をみるとわかります。
太陽の中心から濃いオレンジで同心円が
描かれているのですが、
それが少しづつ大きくなっていってます。
「秒が分かる」というのは、
これの事でしょう!
その同心円の大きさが、
1分で最大の大きさになるので、
たぶん、それで秒がわかる!
とめざましテレビでは、
お知らせしているのだと思います。
それ以外に考えられません。
これで秒がわかると言ってよいのか?
と疑問はありますが、
まあ、そういうことでしょう。
その後の仕様変更(2019年1月)
実は、この太陽マークでの秒表示はわかりにくかったのですが、そのあとマークのデザインが一部変更されました。
太陽マークの外側にある点々の一部が赤色に変更され、秒針のような役割をするようになり秒がわかりやすくなったのです。
今では、中心からの同心円も変化しますが、円周の一部が赤く強調表示されています。
なぜ秒をわかりにくく表示しているのか?
朝、時計をみるかわりに、
テレビで時刻確認する人は多いと思います。
まあ、分までわかれば、精度的にはそれで十分なのですが、
たまには、秒も表示してほしいときがあります。
昔は、テレビの時刻表示をみて時計の時刻を合わせていたりしていました。
そうとうな大昔ですが。
特に、時刻合わせのNHKの時計は
いろいろな意味で、有名です。
しかし、アナログ放送からデジタル放送にかわってから、
テレビの時刻表示に問題がでるようになりました。
デジタル放送の映像は、放送データを受信してから、
映像を表示するまでに、タイムラグがあるのです。
テレビの電源を入れても、すぐに画像が表示されませんよね。
それも理由と同じです。
受信したデータから画像を構築するまでは、
瞬時とはいえず、
人間の感覚でも分かるぐらいの時間がかかるのです。
異なる機種の二台のテレビを並べて映して見ていると、
表示や音声に微妙な時間差があって、
シンクロしていないことがわかります。
画像構築のデジタル処理に、
秒レベルでの時間がかかるため、
機種によっては
映像が再生されるまでの時間が異なり
ずれとして現れるのです。
また、そのずれの大きさが、テレビによって違うため、
秒レベルの時刻案内は正確と思われないのです。
そういう事情もあって、
めざましテレビも、あえて秒の表示はデジタル表示せず、
アバウトな演出で秒をお知らせしているのだと思います。